終わったー
仕事帰り、久しぶりに、いつもの雑木林の奥深くにある、いつものクヌギへ向かったのですが、なんだか様子が違います。違いすぎて場所を間違えたかと思ったほどです。いや、夜中でも懐中電灯無して行ける程通いなれているので間違えるはずがありません。
いつものクヌギが無いんです。
54mmのヒラタを捕獲した、大きな洞のあるクヌギが、、、無いんです。
先日の台風の影響か、幹が折れて、根元から3m程の高さになっていたんです。
ショックでしばらくその場に立ちすくんでしまいました。
こんな無惨な姿になって、、、
思えば、十数年前、この雑木林を偶然見つけ、昆虫採集の子供達に、
「奥にすごく採れる木があるけど、子供だけでは怖いから、おじさん一緒に来て」
と案内されたのがこのクヌギでした。
放火され瀕死の状態になったこともありましたが、翌年には見事に復活していました。
このクヌギに棲むクワガタ達は、樹液の出が良い木が多い雑木林の東側付近に移動するに違いありません。しかしそこは道路沿いで非常に採集圧が高いんです。
これでこの雑木林のヒラタは絶滅の危機に瀕してしまったのかもしれません。
とても残念ですが、自然現象なので逆らえません。