五地蔵山(1998m)  佐渡山(1827m)  黒姫山(2053m)

信越・妙高

五地蔵山(1998m)  佐渡山(1827m)  黒姫山(2053m) 晴れ後雪

メンバー アニ 
05:29 大橋P 
10:11 五地蔵山
12:44 佐渡山
17:09 黒姫山
18:53 大橋P

五地蔵山、佐渡山、黒姫山は同じく大橋を起点とする乙妻山と比べると、何となく物足りない 。しかしこの三つの山を継続すれば、中々スケールのある山行となる。それに、ひと山あたりの単価も下がってとってもリーズナブル。ピークハントとしては効率的だし、非常にありがたい。
まずは五地蔵山に向かう。まだ暗くGPSをたよりに進んでいく。雪の予報が出ていたが、ウスボンヤリと太陽が昇ってきた。ラッセルは足首から脛、上部は堅い所もあったがクトーでOKだった。まだ余裕を持って五地蔵山に到着。高妻山をバックに写真を撮り、北東面にドロップイン、傾斜のあるパウダーを楽しむ。下部は下りラッセルとなった。氷沢川を渡るところでシールを貼り、佐渡山のコルへと登り返す。おそらく乙妻山に行ったと思われるシュプールがあり、その上を歩くとラッセルは随分楽だった。コルで居合わせた岡崎山岳会の方達としばし談笑。一泊二日で乙妻山にいくとのこと、大人数で楽しそうだ。
ここから再び単独のラッセルとなったが、上部は風に吹かれて雪面が堅く歩きやすい。佐渡山山頂は風が強かった。予定していたタイムテーブルは遅れ始めていたが、黒姫に向かうべく北東面にドロップイン。ここでもパウダーをゲット。傾斜も適度ですばらしい斜面だ。緩傾斜の下りラッセルを経て、シールを貼り付け本日3回目の登り。ここからが長かった。さすがに息を整えることも多くなり、ペースが落ちていく。1893mピークを過ぎた所で、消えかかっているが夏道からのトレースに合流し、ありがたく使わせてもらう。もう、ほとんど標高差はないのだが、アップダウンしながら横移動が長い。頂稜から初めて黒姫山頂が見えたとき、「まだ、あんなにあるのか!」と愕然となってしまった。
黒姫山に着いた時には、雪が降り出していた。ドロップポイントにシールをつけたまま戻る途中、雷鳥が現れた。北アルプスにしかいないものだと思っていたので、これには少し驚く。
午後6時をまわり、暗闇の中ヘッドランプを点けて滑降開始。?BLIZZARD by YUMING?が頭の中でリプレイされ気分は完全に?私をスキーにつれてって?のクライマックスシーン。パウダーのいい斜面だが、さすがにヘッドランプの光だけでは視野が狭く、豪快にすべることは出来ない。
大橋に到着、感動のフィナーレ。チョコレートをくれる人はおろか、人っ子ひとりいやしない。

アニ 記


まだ余裕の五地蔵山


佐渡山の南コル、岡崎山岳会の皆さん。


少し疲れてきた佐渡山山頂。


佐渡山北東面、楽しいパウダー。


くたびれた感じを演出してみた黒姫山頂。