大崩山(2523m)  第三尾根

乗鞍,北アルプス

大崩山 山スキー
大崩山(2523m) 第三尾根 晴後曇

メンバー アニ 
05:54 牧場入口
07:74 夫婦松駐車場
10:08 大崩山
10:46 ドロップイン
11:52 牧場入口

 4時半起床、低温のためか目覚まし時計は30分遅れていた。(-10℃ぐらい)朝食をすませ車中泊地点から牧場の入り口に向かった。駐車スペースに他の車はなかったが、牧場入り口にはトレースが多数あり、昨日の猫岳方面は随分賑わったようだ。ヘッデンを点けて歩き始める、もちろんトレースを有難く使わせていただいた。この場を借りてお礼申し上げたい。トレースに導かれ順調に高度を稼いでいく。やがて白んでくると、標高の高い山の頂に日がさし始める。高曇りで赤くはならなかった。
 尾根は一旦夫婦松駐車場に出る。ここからは九十九折の乗鞍スカイライが尾根を何度か交錯する。ようやく日差しが差し込んできた。ちょうど猫岳の頂上あたりからで、“ダイヤモンド猫”である。車道に合流すると昨日登った輝山の南面が良く見える。北面は散々だったが、ゆきむしさん一行は楽しめたのだろうか。
 スカイラインと別れ、大崩山へ続く尾根に入るがトレースは続いていた。所々堅い所があり、その都度ジタバタしている様子がうかがえる。クトーを利かせ登りつめれば大崩山山頂である。ちょうど森林限界で、360°の展望なのだが高曇りのため何だかパッとしない。さて記念撮影をしようかと準備をしていると、カメラがウンともスンとも言わない。カバーもせずに低温にさらし過ぎた様だ。股間に挟み人肌で快方してみたりしたがだめだった。無念!
 滑降は尾根を外れ猫の小屋に続く斜面にドロップイン。疎林でノートラックのパウダーはまさにパラダイス。ハワイのビーチで青色のお酒をすすっているかのような幸福感につつまれる。(行ったことないけどネ)樹林がうるさくなるとちょうど小屋の脇に出た。ここからスカイラインをしばらく下り尾根に合流。尾根自体は樹林が濃いため滑りはあまり楽しめない。木に激突しないように安全第一が基本。牧場上部まで下ると、オープンバーンとなるのだが、すでに昨日のシュプールが多数ある。それでも選んでいけばいい斜面はまだ残されていて、重箱の隅つつくようにあさっていく。下部はブッシュがまだ少しうるさかった。

アニ 記

大崩山 山スキー
第三尾根からの猫岳

大崩山 山スキー
大崩山山頂から四ッ岳