日光白根山(2577m)

群馬

2007年1月 辛酉 日  

日光白根山 2577m 曇り

メンバー アニ
11:03 丸沼高原スキー場ゲレンデトップ
12:00 七色平
13:17 2300m付近
14:24 日光白根山
15:22 ドロップイン
15:38 七色平と白根山の分岐
16:14 丸沼高原スキー場ゲレンデトップ

蓼科山同様に足慣らしの山行である。白根山には以前登っているのだが、そのときは日光側からのアプローチで、しかも15年以上前のことでありほとんど記憶がない。はっきり言って未知の山である。
朝自宅を出発、関越を沼田で下り120号を北上。椎坂峠を過ぎしばらくすると、ひどい渋滞につかまってしまった。どうすることも出来ずイライラが募る、トイレを我慢していることもさらにイライラを倍増させてくれる。2時間近くロスしてやっと駐車場に車を入れることが出来た。ウィークエンドサンシャインを全部聴けてしまったことはちょっと複雑な気持ちである。


憮然として片道分のチケットを購入しゴンドラに乗り込む。何があってもピークに立つつもりだ。ゲレンデトップでシールを貼り付け、レストハウスから好奇の目を向けられながら歩き出す、他に登山者はいない。静かな森の中を歩いているとそれだけでも楽しい、さっきまでのイライラが解消されて穏やかな気持ちになってくる。指導標や目印も多く迷うことはない、はずであったが分岐を通り過ぎてしまう。すぐに気がついて良かった。。


深い雪の森にたたずむ避難小屋は北欧の風景を思わせる、今にもサンタクロースがでてきそうだ。


七色平先の分岐から本格的な登りになる、沢状のルートで高度を稼いでいく。ラッセルはたいしたことないのだが、ギャップが目立ちブッシュもうるさい、あと1mは積雪が欲しい。


森林限界をすぎるとガスが濃くなり風もでてきた、しばらく目印もなかったが指導標をみつけ一安心。視界50m程の乳白の世界、あらぬ方向に進まないようにコンパスで確認、もちろんマップは磁北線入りである。


一旦そのまま歩き出すが斜面はカチカチで、2300m付近で板をデポしアイゼン歩行に切りかえる。山頂の方向は分かるがルートがどこか判然としない、目の前のルンゼ状をつめていく。堅雪をさけるために右岸の尾根にあがると夏道であるらしく歩きやすい、しかし岩稜につきあたり迷ったが元のルンゼにトラバースして戻る。見上げると左岸の尾根に鉄杭を見つける、這い上がる5m程の雪壁がちょっとイヤラシイ。


すぐに風が痛い頂稜に出た、さらにそこから二つ目の凸が白根山山頂であった。


時間も遅いので写真をとりすぐに下山、板のデポ地点まで戻り滑降の準備をはじめる。


低温のためシャリシャリになったおにぎりを、テルモスのお湯で流し込んだら滑降開始である。出だしはホワイトアウトでバランスが取りにくい、さらに濃い樹林に苦しめられ楽しむことが出来ないまま30分たらずで終了し再びシールを貼り付け歩き出す。


サンタクロースの避難小屋から話声が聞こえてきた、今日はここで一泊して明日ピストンというプランだろう。もう一杯やっているに違いない、うらやましい!もうすぐ気象通報の時間ですよ。

アニ 記

群馬