蓼科山(2530m)

八ヶ岳・山梨


2007年1月 乙卯 日  

蓼科山 2530m 晴れ

メンバー アニ
09:00 白樺高原国際スキー場ゲレンデトップ
09:21 7合目
10:52 将軍平
11:55 蓼科山
12:36 ドロップイン
12:49 将軍平
13:31 白樺高原国際スキー場ゲレンデトップ

ゲレンデでコブ斜面と戯れる週末が続いていた。それはそれで楽しいのだが、そろそろ自分の足で歩きたい。いきなりハードなコースは厳しい、足慣らし的な所で朝出日帰り可能な登ったことのない山。中央本線や中央高速の車窓から見る穏やかなその山容は、独立していることもあり良く目立ち以前から気になっていた。


8時半にゴンドラが動きだした、さっそく乗り込みゲレンデトップへ。久しぶりの山行で、何か忘れ物をしているのでは?と心配になるが、大丈夫のようだ。シールを貼り付けて歩きはじめる。


林道をショートカットし7合目に出る、この辺りはスノーシューのあとでいっぱいだが、将軍平へのルートは数人のトレースのみ。すぐに下山してくる2人パーティとすれ違う。それにしても・・・樹林があまりにも密である、そして雪が少ない。根っこやギャップが埋まりきってなくまったく歩きにくい。


まともに滑ることが出来ないことを順調に確認しながら将軍平に到着、山荘わきに二人パーティのテントを張ったあとがあったが、頂上に至るルートにはトレースがなかった、ピストンしなかったのかそれとも昨夜降雪があったのだろうか。
ありがたいことに、ここからもスキーにはまったく不向きであることをさらに確認、森林限界を越えるとわずかにオープンバーンがある。今回は、スノーハイクのついでに、板を持ってきたのだと割り切ることにする。


頂上には先客がいたが、挨拶を交わすとすぐにスズラン峠へと下っていった。


初めての蓼科山山頂はやはり嬉しい、八ヶ岳、南ア、中ア、御岳 北ア、浅間山と360度の展望、記念撮影をしたら散策開始である。


頂上付近はグランドのようにだだっ広い、とりあえず端っこまでいってみた。


期待に胸をふくらませいよいよ滑降開始、ところが出だしの緩斜面はかなりハード、傾斜がきつくなるとモナカ雪でコントロールできない。ズルズルやっているうちに樹林帯に突入、楽しみにしていたバーンで何もできないまま終わりテンションは↓↓↓↓、意地でもスキーでくだるがキックターンの連続となり、ツボ足のほうがよほど早く将軍平に着いたはずだ。


とにかく私はターンがしたい、わずかなすきを見つけて試みるが、木に激突する前に自ら転倒しなければならないという体たらく。いい加減グッタリしてしまったが、ややひらけた所でちょうど1人登山者が登ってくる。ギャラリーを得て5ターンほど決めることができた、あーシアワセ。せめてあと1m積雪があったらと思う。


荷物を車に積み終わると“サンソン”が始まった、この時間にラジオを聴けるのは珍しい。JBの追悼プログラムで、コマーシャルが入るもののオープニングとエンディングのMC以外は、曲がかかり続けるという昼間の民間放送とは思えないファンクな構成で聴きごたえがあった。
どこから高速に乗ろうか迷っていたが、その前に温泉で汗を流していくことにする。以前お世話になっていたB山岳会では、八ヶ岳や甲斐駒方面にでかけると定番の温泉がってよく行ったものだが、もう8年以上ご無沙汰している。
もしかしてB山岳会の人がいたりして、などと思いつつやがて懐かしいその建物が見えてきた、しかし何か様子がおかしい。間違いなく件の温泉のはずなのだが、看板はなくなにやらアルファベットの社名らしきものが・・・

時の流れに寂しさを感じつつ帰路についた。

アニ 記