白馬岳(2932m) 旭岳(2857m) 鑓ヶ岳(2903m)

北アルプス

2007年5月 丙午日

白馬岳(2932m) 旭岳(2857m) 鑓ヶ岳(2903m) 晴れ

メンバー アニ
05:26 猿倉
09:13 白馬岳
10:43 旭岳
11:23 清水谷二俣
13:35 鑓ヶ岳
15:03 奥双子のコル
16:13 猿倉

白馬岳 山スキー
今回は白馬岳、旭岳、鑓ヶ岳と継続して面白そうな斜面を滑るというのが基本プランである。2号雪渓も視野に入れつつ歩きだした。林道終点からスキーで歩き始める。雪は豊富で、落石も少なくきれいな雪面だ。

白馬岳 山スキー
大雪渓には人の列が点々と続く、ボーダーもいるがやはりスキーヤーが目立つ。葱平への急登でアイゼン歩行に変える。小雪渓に出たが面倒なのでそのままツボ足で進んだ。しかし最近降雪があったらしく時々踏み抜いてしまう。村営頂上山荘まで来れば白馬岳まであと少しだ。

白馬岳 山スキー
まずは2号雪渓を覗き込んでみる。新雪がベットリついた急斜面に完全に腰が引けてしまう。

白馬岳 山スキー
頂上で一緒になった方は、2号雪渓は見送るとのこと。私もまたの機会に取っておくことにした。まずは旭岳へのコルまでスキーをすべらせる。

白馬岳 山スキー
スキーで登っている先行者のトレースを使わせていただきツボ足で後を追う。私が頂上に着くと、すでに滑り出そうとしている。何でも今シーズン、スキーで怪我をしてしまいこれが復帰戦とのことだ。それでいきなり旭岳東面とは、かなりの手だれに違いない。

旭岳 山スキー
白馬岳をバックに写真を撮ったら、こちらは清水谷にドロップイン。

白馬岳 山スキー
快適なザラメの斜面が続くが、足が悲鳴を上げ息が続かない。途中流れの出ている所があったが、少し尾根を巻いただけで問題なく通過。二俣で小休止。

旭岳 山スキー
標高差600m、シールを貼って鑓を目指して登高開始。苦しい登りだ。雷鳥が現れ、気が紛れる。

鑓ヶ岳 山スキー
鑓ヶ岳からは当初中央ルンゼを考えていたが、見るとすでに幾つものシュプールが刻まれ、つい今しがたもボーダーがドロップインしたそうだ。しかし北面の杓子沢に続く斜面は全く手がつけられていない。もちろんこちらを選択。旭岳、白馬岳をバックに記念撮影。大出原から鑓温泉というのも面白そうだが写真だけ撮る。

鑓ヶ岳 山スキー
エントリーすると適度に締まった雪面に板が良く反応して楽しい滑降が続く。ところが杓子沢に合流すると一変する、散乱している落石を新雪が隠しているためまるで地雷原である。何度となく石を踏んでしまう。奥双子のコルへ出るため早々にシール歩行をすることにした。

鑓ヶ岳 山スキー
コルから振り返ると、鑓ヶ岳からの自分のシュプールが微かに見える。

白馬岳 山スキー
小休止のあと、本日の最終パート長走沢に滑り込む、デブリで荒れた下部から夏道に出れば、今回の山行もフィナーレである。

アニ 記