金山岳 2532m

北アルプス

金山岳 山スキー
金山岳 2532m

2006年2月19日 晴れ
メンバー アニ(単独)
09:00 平湯スキー場第二ペア終点
09:23 スキー場頂上
12:45 2450m付近 スキー板デポ 
13:09 金山岳頂上
13:54 ドロップイン
14:40 1900m付近 シール装着
15:03 スキー場頂上
15:19 駐車場

朝3時半過ぎに自宅を出発、途中ETCの通勤割引を適用するためとあるICの料金所で時間調整。朝食を食べ、6時になったのを確認してETCのゲートを通過。これで片道750円のお徳、すぐにUターンして平湯に急いだ。渋滞につかまる事もなく、8時40分頃に平湯スキー場に到着。

金山岳 山スキー
09:04 第二ペア終点
シールを着けて歩き出す。1860mのスキー場頂上で見つけた赤布の先にトレースはなく、期待していた訳ではないがちょっと残念でもある。しかし他に入山者はなく、この日の金山岳は私だけのものであった。ルートの先頭に立ち、自分が推進力となって高みを目指すことには喜びを感じる。同行者とその気持ちを共有できればなおいい、やはりパーティを組みたい。

金山岳 山スキー
12:28 2400m付近からの金山岳(正面奥)
締まった雪に新雪が10cm程度で、ほとんどラッセルらしいラッセルはなかった。気温が高く、歩きだして10分でジャケットは脱いでしまった。午後になると表層の雪が腐るのではないかと心配したが、そうはならず助かった。
ここまで距離はあったものの、いくつかアップダウンがあり平坦な箇所も多い、傾斜のある所に限って樹林が濃い。と、滑りよりも登山としての要素が強いことが、このルートをマイナーにしている要因だろうか。ボーダーにはストレスの強いルートだと思う。

金山岳 山スキー
12:56 頂上直下からの乗鞍岳
私の腕では頂上から滑れそうにない、2450m付近で板をデポ。直下の斜面は堅い所もあったがモナカを踏み抜くと膝までもぐった。デポして正解である。

金山岳 山スキー
13:09 金山岳頂上
金山岳の一番高い所を踏みつける私の足、白い頂は穂高連峰。360度の展望は私だけのものである。写真では切れてしまっているが、右手に去年のぼった十石山がすぐ目の前だ。

金山岳 山スキー
13:20 平湯スキー場方向
中央左よりの白い所が平湯スキー場、これからあそこまで滑るのだ。右上は笠ヶ岳

金山岳 山スキー
13:29 板デポ地点
穂高をバックに記念撮影。いつものことだが、不安と期待、緊張の中滑降の準備をする。今日は単独なのでセーフティ・ファーストが基本。

金山岳 山スキー
13:56 滑り出しの斜面
斜面に突入すると、セーフティー・ファーストはどこへやら、脳内麻薬全開でシュプールを刻む。ジグを切って登った斜面も滑れば一瞬だ。

金山岳 山スキー
14:21 おそらく2000m付近
ガマンのすべりが続いた。樹林が濃く尾根をトレースしているだけではつまらないので、途中沢筋にも入る。しかし私の苦手なハーフパイプの形状に加え、要所でブッシュにプレッシャーをかけられる。下りすぎると尾根に戻るのに、大変なアルバイトをしなければならない。短く切って、面白そうな斜面をつなげるしかない。

金山岳 山スキー
15:38 駐車場にて
無事下山、装備を車に積み込み一息ついてエネルギー?を補給中。この後“ひらゆの森”で入浴、汗を流した。500円であの施設はすごい。一昨年の暮れ、ヒロポンさんと猫岳に来たときは、改装中のため近くの岡田旅館でお風呂に入ったが、こちらも良かった。平湯はレベルが高い。ぜひ今度はドカジャで、平湯の宿にお泊りしたいものである。もちろんコの字になっての宴会ははずせない。
日曜夕方の定番“For your Departure”を聞きながら帰路についた。

以上 記アニ