接着剤いろいろ
ペーパーモデル制作の仕事で使っている接着剤、いろいろ。
紙だけでなく、強度を増すために、アルミ・プラスチック・木材など異素材も使用しているので、多種多様の接着剤が必要です。紙同士でも必要に応じて接着剤を使い分けます。
紙同士、基本は「速乾性木工用ボンド」。乾燥が速く、強度もあります。しかし、この接着剤は紙へ浸透すると、紙がふやけてしまい、乾いても紙にうねりが残ることがあるので、仕上がりに影響ないところで使用します。
「ボンド 発泡スチロール用」は紙への浸透が少なく、仕上がり面へ影響が少ないのですが、乾燥後の強度は「木工用ボンド」に劣ります。
「発泡スチロール用」と似たような成分で「セメダイン C」「スチのり」がありますが、「セメダイン C」は塗布後の作業時間が短く、「スチのり」は塗布中に糸を引いてしまい、作業性が良くありません。
紙同士、広い面積の接着は「スプレーのり77」。接着力は強くありませんが、作業性と仕上がりを考えるとこれがベター。
「SU」「スーパーX」「GPクリヤー」は紙以外の異素材との接着に使用。
プラスチックは主に塩化ビニル(塩ビ)を使用しているので、塩ビ同士ならば、溶着タイプの接着剤。瞬間接着剤もかなり強力です。
どうしても接着ができない困った時は「3M プレミアゴールド スーパー多用途」と「瞬間接着剤」。そして案外「両面テープ」が良いこともあります。両面テープは、他の接着剤と併用することで、接着剤が硬化するまでの間、材料同士を仮固定するという使い方もあります。
力が加わる箇所は、接着に頼らず、ビス止メかリベットを打ち付ける方が安全です。